子宮体がんだって

2018年2月子宮体がん1cとわかったばかりの私、検査や手術、かかった費用の事など寛解と言ってもらえる日まで書いていきます。

地域の中核病院へ(3)子宮内膜掻爬 一泊二日の入院 一日目

次の検査は内膜掻爬で一泊二日の入院が必要で、2月13,14日となりました。

一日目は病室へ行き、荷物の整理をした後は病院でお昼御飯を頂き処置を待ちます。今回は1泊なので4人の大部屋にしました。

私のベッドは廊下側で、足元側の2つは患者さんがいましたがカーテンがかかっていて様子はわかりません。隣の窓側はまだ空いていてこちらの窓から家の方向が見え、安心した気持ちになりました。この時に「あ、私、不安に思っているのね」と自覚をしました。

ベッド周りにはサイドボード、たんす、机といすがあり昔の狭い病室しか知らない私には驚きでした。

この病院は患者用に簡単な図書室もあるので本を借りてきて時間をつぶしました。テレビや冷蔵庫もついていて有料で借りれます。

そうこうするうちに隣のベッドにも患者さんが入り、カーテンが引かれ窓からの光がすべてシャットアウトされて部屋は陰気な雰囲気になりました。この時に、手術の時は高くついても個室にしようと強く思いました。

さて時間になり子宮内膜掻爬の準備として、子宮口を開くため、ラミナリアという海草でできた棒を子宮口に挿入することになりました。

これは痛いです、気持ち悪いです。力を抜いて、息を深くして・・と言われますが、とてもとても、そんな余裕はありません。息と言うか、うめき声が出てしまいますが、看護婦さんが手を握りながら優しく穏やかな声で「良いですよ、良いですよ」と励ましてくれます。半泣きになりながらも心強かったです。

処置が終わり、痛み止めの説明を聞き、車椅子で病室に帰ります。ラミナリアは水分を吸って膨張し子宮口を開くものですから、水気が膣の中に入らないようシャワー時に気をつけること、ウォシュレットは使わないことなど注意をされました。

説明の最中も痛くて、説明を聞きながらさっそく痛み止めを飲みました。

痛み止めが効くのに1時間かかったでしょうか、その間痛くて不安でした。

痛み止めが効き始めた頃、主人と息子がお見舞いに来ました。ちょうど夕御飯の最中だったのですが、ほとんど終わっていたので食器を下げ、談話室で少し話しました。

手術は必要なのですが、大学病院なら腹腔鏡で手術ができること、こちらの病院なら開腹手術になること(設備、技術がないので)、など先生から言われていたことを話しました。

痛み止めはその後、11時くらいにもう一度飲み、不安で眠れない一夜を過ごしたのでした。

カーテン一枚の大部屋は同部屋の方の気配がいやでも耳に入るし、お相手もそうなんだろうと思うと寝返りやトイレに行くことさえ、気を使ってしまいます。3時くらいに時間を確かめたあと、少し、うとうとしたくらいで朝を迎えました。