無治療を選択した話①
主人の知人の話です。
男性で60歳を過ぎたくらいの年齢ですが2018年の初めに食道がんが見つかったのだそうです。見つかった時にはがんが大きくなっていたので手術はできず治療だけを受けたのだそうです。(どんな治療を受けたのか、抗がん剤なのか、放射線なのか、詳しく聞けずあいまいです)
ずいぶん苦しい治療だったそうですが、なんとか耐えてがんも小さくなりでは手術をしましょうと詳しい検査をしたら、なんと転移の疑いが出てきたそうです。
それで知人は、「せっかく苦しい治療に耐えたのにがんは他にも転移していた。ここで手術をしても、また他に転移をするかもしれない。手術をすれば体力も衰え、抗がんの治療でもよりいっそう激しく体力を消耗するだろう。それなら余命があと何年あるかわからないけれど、好きな事をして楽しく余生を過ごすほうが建設的ではなかろうか」と考えて、これ以上の積極的な治療をすることをやめる事を決意なさったそうです。
60歳になったばかりと言えば、治療をしない選択をするのは本当に勇気がいったと思います。これからどうなるのか状況がわかればまたブログに書きたいと思っています。