子宮体がんだって

2018年2月子宮体がん1cとわかったばかりの私、検査や手術、かかった費用の事など寛解と言ってもらえる日まで書いていきます。

手術後5週め

手術から5週間がたとうとしています。現状はやっとおしもの傷の感染の痛手から立ち直ってきたところです。腹腔鏡の傷はかさぶたがはがれました。おへその中はわかりませんが、他の傷は糸も消えました。お腹の中は、からっぽになったところがまだ少し痛みます。おしもの傷はまだ糸がしっかり残っています。

それでも昼過ぎから熱が出ておしもの傷のあとがうずうずするのがだいぶましになってきたので、昨日術後始めて入浴をしました。入浴許可自体は先々週に出ていたのですが、すぐ喉が痛くなって熱が出、傷が痛くなるのが怖くて入浴する気持ちになれませんでした。

お風呂に入ったせいか今日は気持ちも前向きになったように思います。

便利グッズ

入院中持っていて良かったと思えるものは、まず腕時計。携帯でも時間はわかるのですが開く手間がはぶけるし、術後当日の長い夜、確実に時間が過ぎて朝が近づいているのだと希望の糧になりました。枕、病院の枕は小さいことが多いので自分の枕を持っていきました。快適でした。ラジオも良かったです。術後テレビの刺激がきつくて見る気があまりしませんでしたが、ラジオから流れるゆったりした音楽は気持ちを癒してくれました。ちょっとした飾り物、愛犬や子供達の写真。これも心を優しく癒して勇気つけてくれる物でした。クリアホルダー、バインダー。病院ではたくさんの紙が渡されます。まとめて片付けられてあれどこ?が防げました。お財布と携帯が入る程度の小さな手提げ。病院は盗難も多いと聞きます。ちょっと出るでもいつでも持って歩くようにしていました。入院時の荷物はスーツケースにまとめました。ころころ押して歩ける大きなスーツケースは退院時、少し寄りかかって歩けるし重いものは持てませんので良かったなあと思いました。

 

手術から1か月

相変わらずの状態です。風邪が長引いている感じに加えておしもの傷の跡がきっかけがあればいつでも腫れてやるぞ!の雰囲気を漂わせている。バルトリン腺を慢性になってしまった時と同じ感覚です。

お腹の中はだいぶ落ち着いてきました。肩を下に横向きに寝るのも短時間ならできるようになりました。軽くストレッチもできます。腹筋運動も4,5回ならできるようになりました。

これから手術を受ける方がいらっしゃればどうぞお大事になさって。

また熱が・・不安でいっぱい

昨日も断続的にくしゃみと喉の痛みが続いた。お茶でうがいをしてみたり暖かい甘酒を飲んでみたり喉にはスカーフ、使い捨てカイロも要所に貼って自分なりに工夫しているのですが・・・

夜38,2度の熱発、傷(だった所)がうずうずするので解熱剤を飲んで寝る。今朝はまあまあ。しばらく解熱剤飲み続けようかな・・熱も朝晩測っておかなくちゃ。

ネットで検索して腹腔鏡手術でおしもに傷が出来たと言う記事は検索できなかったし、なんだかなぁと不安と不信感。がんは取りきれたみたいなんでそれで御の字なのかも知れないけれど、いつまでこんな調子なのかな。

 

積極的になれない

月末に傷部分をひどく化膿させてから、どうもちょっとした事でくしゃみ、鼻水、喉の痛みが出ます。前回これが体調をくずす前兆となったので、又悪くなるのではないか、あの痛みがぶり返すのでは?とどうも何かにつけ消極的になっています。念のための抗生物質が手元にたっぷりあれば少しは冒険もできるのだけれど・・・と思いながらひたすらじっとしています。昨日初めて庭掃除をし、腹筋運動を3回してみました。

手術後初めての外来・病理診断結果・入院費用

昨日は術後初めての外来診察で病理診断の結果を聞く日でした。

手術中には筋層までの浸潤はないと見えましたが少し浸潤しています。術中にわかっていれば骨盤内リンパ郭清をするのですが、あなたの場合は今から再手術という事はありません。追加の治療の必要もないです。次は3ヶ月後に来てください。連休中すごく痛んだ話をすると「外側に傷がありましたからね、感染したんでしょう、すみませんでしたね」と先生。よくある事ですか?と尋ねますと「めったにないです」とさらりとおっしゃって内診に移りました。内診はいつもの器具を入れて縫った傷の様子を調べ、指を中から入れながら反対の手でお腹を押さえはさむようにして調べてから、中からエコー、外からエコーでお仕舞いでした。とは言え干からびた体には器具を受け入れるのも一苦労で痛みがあり「力を抜いて」と言われてもなかなか力が抜けません。それでも内診の時はいちいち「よしっ」「だいじょうぶっ」と強めにおっしゃるので安心感があります。経過が良いのでお風呂のOKも出ました。性交は3ヶ月後まで待ってくださいとの事。

内診の後は薄いおりものが続いています。

抗がん剤などの追加治療をしなくてすみ、本当にほっとしています。後は少しずつ落ちた筋肉などを戻して行こうと、やっと前を向く事ができそうです。ちなみに体重は落ちましたが脂肪の率は上がっていました。足も細くなってしまいました。無理せず少しずつ体力をつけていこうと思います。

入院手術の代金は28万1,470円。個室代、貸し寝巻き代含みます。

今日の診察は1450円でした。

そこまでの手術は必要なかったと後でわかったの・・入院中に聞いた話②

入院中、私の様子を見て「元気そうね、」とおっしゃる方がいらっしゃいました。腹腔鏡手術でしたので・・と答えると「私もよ」と。その方は傍大動脈のリンパ郭清までの手術だったそうです。手術の直後も大変辛かったそうです。今回は抗がん剤治療での入院だそうですが顔色も悪くしんどそうでした。

手術後の検査の結果、傍大動脈リンパ郭清は必要なかったと後で言われたとしょんぼりしておいででした。

それに伴う後遺症が出たのかどうかは伺っていませんが、そんな事もあるんだなあと思ったのです。

私の場合は初めの病院では傍大動脈のリンパ郭清の必要な1Cであると診断されてきたのですが、この病院での検査の結果、そこまでがんが大きくなっていないという事でリンパ郭清なし、子宮と付属物を取る手術で済んだのです。初めの病院で手術を受けていればあの方と同じく大きな手術をしかも開腹で受けなければならなかったわけです。

あの方のこれからの事を知ることはできませんし、私自身のこれからもどうなるかはわかりません。どちらが正解という事はないのですけれど、手術の後でここまでの大手術を受ける必要はなかったと知らされることは本当に辛くて大変だったろうと想像できます。