子宮体がんだって

2018年2月子宮体がん1cとわかったばかりの私、検査や手術、かかった費用の事など寛解と言ってもらえる日まで書いていきます。

サポートセンターのこと・・・行って良かった

3月14日の午前と午後の診察の間に時間があったので病院内にあるサポートセンターに行って見る事にしました。サポートセンターは別棟になっていて他の棟とは違う静かな優しい雰囲気に包まれていました。

たくさんのパンフレットや本。座り心地の良い一人掛けのソファがテーブルを囲んで置いてあります。広いスペースです。

相談室の時間と曜日が決まっていたので、最初は話は出来るとは思いませんでした。それでたくさんあるパンフレットの中から自分に関係ありそうな体がん、化学療法、お金について書かれているパンフレットを10冊くらい抜き出して、ソファに座って読んでいました。

ふと向こうの本棚の陰のソファで親子と思われる70代と40代くらいの女性達がサポーターの方から話を聞いるのに気が付きました。介護・・・明るい色・・などのサポーターの方の言葉が聞こえてきました。相談されている方の言葉はくぐもっていて聞こえませんでした。15分くらい話していくうちに段々相談者の方の声もはっきりして、最後はしっかりとお礼をして帰られたようです。

私はパンフレットを読み続けていましたが、サポーターの方が近づいてきて「何かお話しすることはありますか?」と優しく声をかけてくださいました。最初は「いえ、予約とかしていないので」と答えたのですが、「かまいませんよ、」とおっしゃるので「実は体がんと診断されました。。」と話し始めました。

体がんの病期は手術の後に決まること、したがってその後の治療も手術後に決まるけれど、抗がん剤は点滴でする事が多いですよ、とか優しく色々教えていただきました。最後に「不安ですよね、家族のご理解はありますか?」と聞かれた時、思わず「通院の送り迎えなど気は使ってくれていますが、腹腔鏡の手術で傷が小さいことで手術を軽く見ているようです。」と不満を漏らしたのですが、「それはいけませんね、お医者さんに頼んで少し大げさくらいに言ってもらうようにすれば良いかもしれませんね。」「体がんの検査も痛かったでしょう」「掻爬も痛かったでしょう、私も痛かったです」と言って貰ったとき、優しい気持が伝わって、いたわられている実感がして、がんとわかってから初めて人前で泣いてしまいました。

それまで、割りにしっかりと話をきいていたのがいきなり涙を流したのでサポーターの方も驚かれたようですが、自分でも驚きました。いくら初期で予後が良いとは言え、手術をする事は確実だし、100%はありえない。表面の傷は小さくてもお腹の中が空っぽのなる事への不安や悲しみが自分で思っているより大きかったことがわかったのです。

患者の会、ヨガの会など患者さん同士の交流もあると教えて貰いました。

行って、話しを聞いて本当に良かったです。

闘病をなさっておられる方、もしサポートセンターが近くにあればぜひ行ってみてください。実際的な情報も、気持ちのサポートもしてもらえます。不安がなくなるとは言いませんが、力づけられます。